2022年06月

夏を知らせてくれる花木

キンシバイをご紹介します〜

初夏から夏へと移り変わる季節を知らせて

くれますよ✨

キンシバイ

 

 

枝垂れた枝の先端にうつむき加減に花を咲かせる

江戸時代に渡来した中国原産の半常緑低木で

古くから観賞用として栽培されてきました😊

オトギリソウは「弟切草」と書き

その由来には以下のような話が伝えられています。

花山院の御代、代々伝わるある薬草(オトギリソウ)で

タカの傷を治していた鷹匠が

その秘密をほかに漏らしてしまいました。

それを聞いた鷹匠の兄は激憤して弟を切り

その血しぶきがオトギリソウに飛び散り

以来、葉に黒色の斑点がついたといいます。

この話は、オトギリソウが古くから切り傷を治す薬草として

利用されてきたからだと考えられます。

また、キンシバイの葉もよく見ると、斑点があるのがわかります。

枝を次々に伸ばして生育するので、鉢植えを購入した場合でも

庭植えにして栽培したほうがいいです。

キンシバイ

 

 

◆管理方法◆

花を咲かせるためには

日なたから半日陰の環境が向いています。

土質を選ばずによく生育しますが、水はけがよく

極端に乾燥しない腐植質に富んだ

保水力のある土壌が適しています。

◆水やり◆

庭植えには特に必要ありませんが

極端に乾燥する夏の高温期には

朝か夕方に水やりをしてください!

◆肥料◆

生育が始まる前の3月と、花が終わり

夏の暑い時期を過ぎた9月下旬から10月に

緩効性化成肥料や固形の油かすを施します。

アジアンタム

アジアンタムをご紹介します😊

アジアンタム

 

 

アジアンタムはシダの仲間で

葉は繊細で柔らかく、涼しげな雰囲気を

だしてますよね〜

夏っ!という感じがします笑。

生で見ていただければ

共感してもらえそうな気がします😂

さまざまな種類や品種があり

ミニ観葉から中・小鉢などで年間楽しめます。

多湿を好み、乾燥させすぎないように

注意してくださいね〜!

原産地は世界の温帯から熱帯で

200種が自生しているそうですよ😊

◆管理方法◆

明るい日陰に置いてください!

夏は冷房の冷気、冬は暖房の温風が

株に直接当たらない場所に置きます。

こまめに霧吹きなどで葉水を与えるようにし

できるだけ周囲の湿度を高めるようにして下さいね

◆水やり◆

春から秋は、鉢土を乾かさないように与えます。

夏は、株の上から水を与えると葉が蒸れて

枯れることがあるので、鉢縁から鉢土に

直接与えるようにします。

冬は鉢土の表面が乾いてきたら与えます。

◆肥料◆

春から秋の生育期に

緩効性化成肥料を2か月に1回施します。

または、液体肥料を710日に1回施すのも

よい方法です。

◆害虫 ナメクジ

新葉が展開してこないのはナメクジの被害です💦

ナメクジの這った跡に粘液が残り

それが光って見えるので、発生がわかります。

Olive……⭐︎

見ているだけで元気?がでる

オリーブの木…‥

お洒落でかっこいいんです!!

オリーブ

 

 

オリーブは銀葉が美しく、芝生の広い

洋風の庭に合いますよねー

「平和の象徴」として

ハトが葉を口にくわえているデザインを

ラッキーモチーフで見たことありますか?

あの葉ってオリーブだそうです…♪( ´▽`)

果実は苦くて生食はできませんが

塩漬けやいわゆるバージンオイルを

楽しむことができるんですよね〜

一般に、果実の大きいものは含油率が低く

塩蔵用に向き、果実の小さいものは含油率が高く

オイル用に向きます。

木は乾燥に強く、また樹勢が強く大木になります。

オリーブ

 

 

◆管理方法◆

自家不日光を好むので、庭植えの植えつけ場所

鉢植えの置き場とも日当たり良好な

場所を選びます

◆水やり◆

鉢土の表面が白く乾いたら

鉢底の穴から少し流れ出るくらいたっぷり与えます。

庭植えの場合は、土質にもよりますが

苗木や植えつけ直後の木を除けば

水やりはほとんど必要ありません!

◆肥料◆

庭植えは2月と10月に、鉢植えは2月、6月、10月に

有機質肥料か速効性化成肥料を施します。

◆病気 炭そ病、梢枯(しょうこ)病など

果実を侵す炭そ病、枝梢を枯らす梢枯病に注意が必要です

梢枯病は炭そ病菌によって新梢先端が枯死するもので

梅雨どきを中心に発生します。

◆害虫 オリーブアナアキゾウムシ、ハマキムシなど

オリーブアナアキゾウムシは、成虫が木に卵を産みつけ

ふ化した幼虫は枝や幹の内部を食い荒らします💦

ハマキムシは葉を糸でつづって隠れながら

葉を食害します💦

ぶどう〜

ブドウのご紹介です🍇

ぶどう

 

 

ブドウはつる性で、落葉もそれほど遅くはなく

部屋から果実を観賞できるので

テラスの日よけに最適

そのほか、垣根や西日よけなどさまざまに使えます。

ブドウには大きく、欧州種(ヨーロッパブドウ)

米国種(アメリカブドウ)、欧米雑種の3種類があり

種類が栽培の難易度に大きくかかわっています。

欧州種は難しく、米国種はやさしく

欧米雑種は中間といえます。

家庭でブドウを栽培する場合は

米国種のなかから品種を選ぶと良いそうですよ!

ブドウは結果が早く、植えつけた翌年から収穫が可能!

◆管理方法◆

日光を好むので、庭植えの植えつけ場所

鉢植えの置き場とも日当たり良好な場所です😊

◆水やり◆

鉢土の表面が白く乾いたら

鉢底の穴から少し流れ出るくらいたっぷり与えます。

庭植えの場合は、品種や土質にもよりますが

夏にひどい日照りが続くような場合は

水やりが必要です……!

◆肥料◆

元肥を庭植えは10月下旬から11月上旬に

鉢植えは2月に施します。

また、庭植えはお礼肥を9月上旬から下旬に

鉢植えは追肥を6月、9月に施します。

庭植えでは、元肥、追肥とも化成肥料を用いますが

化学肥料は最小限度に抑えて

できるだけ堆肥などの有機物を施すことが大切です。

鉢植えでは、元肥には有機固形肥料を

追肥には緩効性化成肥料を用います。

◆病気 べと病、晩腐病、黒とう病、さび病

病気は薬剤による防除も大切ですが、落ち葉

枯れた巻きひげや果柄などのていねいな除去が

伝染源をなくす意味で大切です。

収穫果が腐っているのは、ほとんどが晩腐病で

6月から7月に伝染するそうです……

黒とう病は、葉や果実に黒い斑点が目立つ

特徴のある病気で、4月から5月に葉や花房へ伝染します。

さび病は、葉裏が黄褐色のサビをまぶしたようになり

早く落葉します。6月から7月に落ち葉から伝染し

7月中旬から二次伝染します。

褐斑病は、葉に褐色の斑点ができ、早期落葉します。

5月から6月に伝染します。

◆害虫 ブドウトラカミキリ、ブドウスカシバ……

ブドウトラカミキリは、剪定後の枝を枯らすので

収穫量に即影響する重要な害虫です。

4月から5月、伸びた新しいつるがしおれ

そのつるがついている母枝をたどっていくと

折れる部分があり、12cmの幼虫が見つかります。

前年の8月から9月につるに産卵、ふ化した幼虫が越冬し

春になって食害部が広がるためしおれてきます。

産卵期、あるいは2月から3月の休眠期の防除が大切です。

ニューサイラン

ニューサイランの紹介です!

ニューサイラン

 

 

ニューサイランはすらっとした長い葉を

株元から扇状につける多年草です。

葉から繊維を採り、織物やマット

漁網をつくるほか、根を焼いてすりつぶして

シップ剤にしたり、花茎でいかだを組んだり

花から蜜を採るなど、非常に有用な植物で

原産地であるニュージーランドでは

経済を支える重要作物となっています

日本では、草姿が美しいので園芸植物として

庭園などで観賞するほか、葉を折り曲げたり

裂いたりしてアレンジしやすいことから

生け花やフラワーアレンジメントなどに

利用することが多いようですよ〜(*´ω`*)

夏に、葉の間から長い花茎を伸ばし

暗赤色もしくは黄色の花穂をつけます!!

ニューサイラン

 

 

◆管理方法◆

日当たりと水はけのよい場所で育ててください😊

日陰にも適応しますが、日なたで育てると

葉が堅くまっすぐに伸びます。

夏の乾燥と冬の寒風が苦手です💦

暖地では戸外で冬越ししますが

品種により弱いものがあるので

マルチングをして防寒したり

鉢上げして室内に取り込んだりしてください!

◆水やり◆

鉢植え、庭植えともに、土が乾いたら

たっぷりと水やりをします!

用土の過湿は根腐れを招いてしまいます💦

一方、大株の鉢植えの場合は水切れしやすいので

注意してください💦

◆肥料◆

植えつけの際に、元肥として緩効性化成肥料を

植えつけ場所の土や用土に混ぜておきます。

追肥は、鉢植えのみ、生育期間中

発酵油かすなどの緩効性肥料を

定期的に置き肥します。

◆病気 害虫

特に問題となる病害虫はありませんよ〜

アガベ⭐︎

カッコいい植物の紹介です

アガベ

 

 

アガベです!!

アガベは北アメリカ南部から中央アメリカ

西インド諸島、南アメリカ北部に

221種が自生しています😊

乾燥地に生育しているため、葉は放射状につき

多肉質で、多くは葉縁に鋭いとげがあります。

観葉植物、多肉植物として栽培されますが

耐寒性のある種類も多く

関東地方以西では庭植えにして

楽しめるものもありますよ〜(´∀`*)

多くは何年もかけて花をつける準備をします…

ロゼットの中央から茎を伸ばして花を咲かせますが

開花すると株は枯れてしまいます💦

◆管理方法◆

鉢はできるだけ日光の当たる場所に置きます。

多くは低温に強く、一部の種類は

戸外でも冬越しします。

◆水やり◆

春から秋は鉢土が乾いたら与えます。

冬は月12回程度の水やりにし

休眠状態で冬越しさせます❄️

◆肥料◆

春から秋の生育期に緩効性肥料を

2か月に1回施します。

速効性の液体肥料を10日に1

施してもOKです✨

◆病気 黒星病、さび病など

春から夏に黒星病が発生し

秋から冬にさび病が発生します💦

見つけたら、病斑部をナイフで切除します。

お茶の木?

ティーツリーの紹介〜(´∀`*)

ティーツリー

 

 

ティーツリー は、キャプテン・クックが

この葉をお茶として飲んだことから

ティーツリーと呼ばれているそうです!

特に、メラレウカ・アルテルニフォリアというのは

さわやかな柑橘系の香りがする葉をもつことで

親しまれているそうです

ほかに葉色が美しい種やブラシのような

花を咲かせる種もあります。

コンテナ寄せ植えに利用されるほか

暖地であれば戸外で冬越しできる種があり

庭木としても注目されています。

さらに低温に当たって紅葉する品種もあります。

ティーツリー

 

 

葉に殺菌力および抗感染力がありますよ😲

オーストラリアの先住民アボリジニが万能薬として

愛用していたといわれていたそう………

現在も、葉や茎からエッセンシャルオイルが抽出され

ハーブとして利用されていますよね

◆管理方法◆

日なたを好み、水はけのよい土壌が向いています。

耐寒性は強くはありませんが、西南暖地であれば

株元にマルチングをするなどの防寒で

戸外で冬越しできる種類もあります。

強い風、特に冬の北風が当たらない場所を選んで植えつけます

寒冷地では鉢植えで管理し、冬は室内に取り込んでください!

◆水やり◆

鉢植え、庭植えともに、土が乾いたら

たっぷりと水やりをします。

鉢植えの場合は、水切れさせると葉が落ちるので

注意してください……

冬は乾かし気味でOKです!

◆肥料◆

新芽が伸び出す春とその後の

成長期にかけて、緩効性肥料を施します!

白くて小さいお花⭐︎

ヒメイワダレソウのご紹介〜😊

芝生に次いで、踏んでも丈夫な

グランドカバーとして人気です!

ヒメイワダレソウ

 

 

茎が地面を這うように伸びて広がり

各節から根を出してびっしりと密に地面を覆い

緑のカーペットのようになります。

石垣や敷石の間、花壇の縁のほか

コンテナの寄せ植えにも使いやすいですよ

水田のあぜに植栽されることもあります。

「イワダレソウ」の名前で出回ることもあります。

花期が長く、花色は白、桃色、中間色のものがあります。

34mmの小花が多数集まって

1.5cmくらいの球状の花を咲かせますよ😊

南米原産で、世界各地に野生化しています🌸

ヒメイワダレソウ

 

 

◆管理方法◆

日照を好み、強い日ざしや高温に強く

コンクリートなどの上でも茎を伸ばして茂ります。

日陰や湿地では生育が悪く、花も咲かなくなります💦

冬は、-2~-3℃くらいまでは常緑性で

5℃以下では地上部は枯れ

土に埋まったり落ち葉で覆われたりした茎で越冬します。

◆水やり◆

庭植えではほとんど必要ないです!

鉢植えでは、用土が乾いたらたっぷりと水を与えます。

簡単ですね( ´∀`)

◆肥料◆

庭植えの場合、やせ地では葉が小さく

地面に張りつくように成長して

花もよく咲きます。

鉢植えでは、生育中に2か月に1回の置き肥か

12回の液体肥料を施してください

ユーフォルビア

ユーフォルビアのご紹介(*´ω`*)

ユーフォルビア

 

 

株の形態により、「柱形」「球形」「低木状」

「コーデックス(塊茎)」「蛸物(たこもの)」

5種類に大きく分けることができま〜す

多肉ユーフォルビアの多くはアフリカ大陸や中東

マダガスカルに分布し、極度に暑く乾燥した環境

での生育に適しています。

その一方で、寒さには比較的弱いものが多く

低温期の過湿による根腐れには注意が必要です。

お店でも冬のユーフォルビアには

すごく気をつけてます❄️

◆管理方法◆

 

夏生育型の多肉植物として栽培します。

4月から9月の気温の上がる時期に生育するので

日当たりと風通しのよい戸外で管理してください!

暑さには強く、通常、夏場でも生育が鈍ることはありません。

最低気温が15℃を下回るようになると

生育が鈍くなるので、室内の明るい場所に

取り込んで冬越しさせます。

◆水やり◆

10月から3月ごろの低温期には休眠するので

断水して冬越しさせます!

ついついお水を与えたくなっちゃいますよね💦

でも心配をしなくても大丈夫です♫

乾燥させることにより樹液が濃くなると

より低温に耐えられるようになりますよ!

春に新芽が動き始めたら徐々に水やりを始め

その後の生育期は用土の表面が乾いたら

たっぷりと与えます。

◆肥料◆

春から秋にかけての生育期に

緩効性化成肥料か液体肥料を少量施します。

蕾や花にカイガラムシやアブラムシ

根にネジラミ(サボテンネコナカイガラムシ)が

発生することがあります。

種類によってはコナジラミやハダニの

被害にあうこともあります😖

ユニークな形………

幹の根本が膨らんでいて

ユニークな形をしている

「ノリナ」という観葉植物の紹介です( ´∀`)

ノリナ

 

 

 

株の基部が肥大してとっくり(徳利)状に

なっているのが特徴!

野菜に見えませんか笑

とっくり状の部分には

乾燥に耐えるために水をためています。

これもまた面白いですよね!

これまで、一般に流通している種類は

トックリランでしたが、近年は「ノリナ・グアテマレンシス」

が多く見られ、トックリラン自体は少なくなっています。

ノリナ・グアテマレンシスは形態がトックリランに似ていますが

葉が長く伸びるんですよ〜♪( ´▽`)

このほか、ノリナ属には葉が短い

「ノリナ・ストリクタ」

葉が長く垂れ下がる

「ノリナ・ロンギフォリア」などがあります。

科名:リュウケツジュ科

リュウゼツラン科で分類される場合もあります。

◆管理方法◆

年間を通して日光によく当ててください!

光線が弱すぎると、葉が徒長したり

基部がよくふくらまなかったりします💦

元気がないとわかりやすい植物ですね!

◆水やり◆

年間を通して、鉢土が乾いたら

水が鉢底から流れ出るまでたっぷり与えます😊

◆肥料◆

生育期の春と秋に、各1回、緩効性化成肥料を施します。

病気 炭そ病、根腐病

害虫 カイガラムシ、ハダニ

発生したら早めに防除してくださいね!